
【初心者→中級者】バイオリンのボーイングのコツを簡潔に紹介
こんにちは。趣味で高校からバイオリンを始めたジョニーです。
バイオリンを弾いていると必ず耳にするボーイング。
バイオリニストにとって最も大切な要素の一つであり、極めようとすれば奥が深いものです。
そこで今回は私が初心者から脱却するために、意識してきたことを紹介。
始めたばかりでよく分からない方もこれを読めば、コツがわかるはずです。
この記事では以下のことを解説していきます。
ボーイングとは?
ボーイングとはバイオリンの弓で弦を上下に擦って音を出す行為のことを言います。
初心者のうちはこれにとても苦労します。
ギギギと変な音が鳴ってしまったり、弓が震えてしまったり、一見単純作業に見えてその実、とても奥深いものなのです。

プロの人たちはボーイングのスペシャリストなんだ。
ボーイングはなぜ大切なの?
ボーイングはバイオリンを弾くうえで最も大切な要素です。
バイオリンは弓を弦に当てて鳴らす楽器。つまり、ボーイングをしながら弾いているということになります。
あなたが素晴らしい音を奏でた時も、逆にひどい音を奏でてしまった時も、常にボーイングは関わっています。
つまり、ボーイングがバイオリンの音を作っているんです。

バイオリンは右手が8割、左手が2割。それだけ右手の動きは大切。
初心者が意識すべきボーイングのコツ
ボーイングはたくさんの要素が絡み合った複雑な動きです。かといって初心者のうちからたくさん言われたらいやになってしまいますよね。
そこで今回は、初心者が特に意識すべきことを3点紹介!
①弦と弓は直角に

まず一番初めに意識すべきことは、弓と弦を直角にすることです。
では、なぜそうするのか?それは弦は横にしか振動しないためです。
G線を強く弾いてみると分かるかもしれませんが、弦は横向きに振動します。
エネルギーを効率的に音の大きさに変えるためには、直角に弾くのがいいんですね。
鏡を確認しながらぜひチェックしてみてください。
②正しい右手の持ち方で
弓を正しく持つことは必須です!でないと力を上手に伝えられなくなってしまうからです。
特に、スカっとした音や、ギギギと強い音が出る人はこれが原因かもしれません。
持つときに意識すべきことは
- 親指の先を弓の根元の凹みに当てる
- 中指の腹を弓の根元の切れ目の部分に押し当てる
- 人差し指をひっかけるように持つ
- 薬指と小指は添えるだけ
- 親指と小指を伸ばさない
詳しくは別の記事で解説していますのでそちらも参照ください〈作成中、、〉
③肘を上げすぎない
肘を上げすぎてしまうと、指で弓に圧力をかけようとします。そうすると汚い音が出やすいのです。
ですから、適正な高さで弾くようにしましょう。
では適正な高さとは何でしょうか?
それは腕の重みを弦に乗せられる高さです。
腕の重さは2㎏程あります。それを重力に任せて乗せられれば、力を入れずに楽に弾けるようになります。
ですからなるべく脱力して弾く、というのもポイントですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は初心者向けにボーイングのコツを紹介しました。
私もこれらを意識しながら弾いたことで、前よりきれいな音を出せるようになったと思います。
ボーイングはバイオリンの要、コツを知れば上達が早くなるはずです。
是非皆さんも普段から意識して練習してみてくださいね。